サガン鳥栖 分析ブログ

サガン鳥栖について考察していきます

サガン鳥栖対ベガルタ仙台

なんかベガルタ仙台って嫌なイメージしかないんですよね。なぜか。そんな中で0-3の完敗でした。

 

仙台の試合の分析は正直せんだいしろーさんとかのほうがはてしなく優れているので、細かいところはそちらの方々に任せるとして、自分のサッカーIQを高めるためにも今日は

①質的優位②位置的優位③数的優位④グループの優位性について話したいと思います。

とはいいつつも最初に試合の批評を軽くしたあとにこの4つについて述べます。

 

目次

⑴支配率高めだった鳥栖

⑵4つの優位性

①質的優位②位置的優位③数的優位④グループの優位性

⑶原川の最適ポジションはサイドなのか?

⑷まとめ

 

⑴支配率高めだった鳥栖

今まで戦った相手に比べると支配率がダントツで高かったです。スタッツを見ると今まででは5割を下回ってますが、今回は6割近く。

おそらく鳥栖の狙いとしては仙台のウイングが上がって空いたところを義希、原川で狙うこと。

ただ、今回はボールを持つ戦いに持っていかれたため、むしろ奪われたときに自分たちがサイドの空いたところを使われました。

サイドからとにかくジャーメインにシュートに結びつける。単純だけど、迫力のある攻撃でした。

特に三丸が上がったところで狙っていたのか、奪われてしまい、そのスペースを吉開が使い、先制点を奪われました。

 

正直このサイドのケアさえしっかりしていればクエンカという違いの出せる選手がいたので、鳥栖のペースに持ち込めたと思います。

 

このサイドのケアをどうしたらよいのか

三丸のせいなのか?そうは思いません。

三丸が上がったところでサイドのクロスは今回非常に効いていました。

なので、上がるなというのは得点の機会を潰してしまいます。

そうなると、三丸が上がったところのケアは誰がすべきかというとボランチの2枚のどちらかがサイドのケアをすべきです。

中は少なくなりますが、仙台の狙いがサイドであったためにまず、そこを消すという選択肢が必要でした。

 

少なくなった中盤はスライドしてサイドを圧縮しつつ、戻りを待つ。

シンプルにそうするしかないと思います。

 

そこでボールを奪えれば逆にカウンターを発動できます。

今回はほとんどシュートもしくはゴール前まで持っていかれたために、カウンター攻撃ができませんでした。

 

上がったところでその空いたスペースが危険であれば誰が埋めるのか、それを意識すべきだったかと思います。

 

 

⑵4つの優位性

私が鳥栖に足りないと思っているこの優位性の意識です。これらの優位性が生み出せたときにより得点の機会が増えるとサッカーをしている私の経験則上からも言えます。

 

①質的優位

これは簡単に言えば能力差でいかに優れているかということです。

すごく適当な例えですが、クエンカの攻撃能力が80としてそれに対峙する守備側の選手の守備能力が75だとしたらクエンカが勝ちます。

 

今回はそのクエンカのところで質的優位が保てていました。ただ、質的優位を保つだけでは2対1になったときなどにその優位性は崩れてしまいます。

2人を引き連れることはできるかもしれませんが、そこがゴールから遠い位置であれば決定的なパスは出せませんし、危険なパスを出させないようにコース切りだけすればいいだけです。

 

そこで大事になるのが次の位置的優位性です。

②位置的優位性

クエンカが相手のFWと中盤の間に降りてきてボールを受けていましたが、そこで受けられても相手としては怖くありません。

中盤が抜けられたとしても仙台の最終ラインは来ることがわかっているので準備ができます。DFにとって準備ができる守備は迷いが生じにくく、ボールホルダーにチャレンジしやすく、その上戻ってくる中盤と挟み撃ちしてボールを奪うことも容易くなります。

クエンカが降りてきたところのスペースを誰かが使うのか約束事があれば良いのですが、今回は自分の判断で降りてきたように見えました。

 

クエンカにボールを受けてもらいたい位置は相手のDFと中盤の間です。

その位置で受けることで相手DFはドリブルで抜けられるとゴールまで持っていかれるため迂闊にチャレンジしにくい状態を作れ、パスを出す余裕もできます。

前半26分の最初の決定的シーンですが、クエンカが間で受けることで2人を引きつけ、金崎にラストパスを出すことができ、シュートまで結びつけました。

今回の試合でクエンカが受けてチャンスになったシーンは相手中盤とDFの間で受けるシーンでした。

では、そこで受けてもらうにはどうするのか?

それは個々の選手達が、クエンカのためにスペースを空けるための位置を意識する、または、前線の動き出しになどによって、中盤を開けてよりフリーな状態を作ってあげるべきです。

 

とりあえずクエンカに預けて抜いてもらおうというようなパスが見えました。

そうではなく、クエンカが最善の状態で受けるのにはどうすべきなのか、それを考えつつ連動できればと思います。

ここの部分はまだクエンカが初スタメンであったので、まだフィットしてない、練習できていない、など様々な原因があると思いますので、今後どうなるのか楽しみにしています。

 

また、この前半13分4秒のシーンですが

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クエンカがボールを持ったシーンで、藤田が中に入り込みすぎて出し所がなくなってしまいました。

ここで位置的優位性が保てる場所は赤丸で囲んだ所です。

もしもこの位置にいてボールを受けることができたとしたら相手の右ウイングと右センターバックの2人の注意を惹きつけることができ金崎もしくは義希に決定的なパスを出すことができました。

 

③数的優位

数的優位は単純に数の力ということです。

1対1よりも2対1で戦った方が有利です。

今回でいえば仙台の守備は5-3-2で守っていました。相手は3枚で守る中盤なので、例えば鳥栖が藤田、義希、秀人、三丸でサイドチェンジを繰り返せばスライドが追いつかない場面が出てきます。前半4分38秒では、そのとき左サイドで相手ウイングと三丸原川の2対1が一時的に作れており、三丸がクロスを上げることができました。

クロスを上げるだけではなく、ウイングを釣り出したところで原川がそのスペースに入ったり、金崎が入ったりしてチャンスを作り出すこともできます。

 

こうした攻撃も交えつつ、右でも同じようなことができれば攻撃に厚みを持たせることができたかもしれません。

 

④グループの優位性

最後の優位性ですがグループの優位性です。

同じ2対2でもコンビネーションがより優れてる方が勝ちます。

鳥栖の場合左でグループを作る傾向にあります。今回でいえば、クエンカ、原川、三丸、福田(交代後は義希)でした。

このグループの連携がまだまだ足りないなと感じるときがあります。

義希、原川が戻して前へ走り込もうとしているのですが、パスが出ず、やり直しというようなシーンがありました。

どの瞬間に前のスペースに走り込むのか、または、当てて中に誰かが入っていくのか、ここのところの意識がまだ統一されてないような気がします。

https://youtu.be/5o1WLPxnJ00

このハイライトは去年のエスパルス戦ですが、グループの優位性が最大限に活かされたシーンだと思います。

 

今のメンバーでもきっとできる崩しだと思います。失敗しても良いので試合でチャレンジして欲しいです。そのとき失敗してもスタジアムで見ているサポーターはチャレンジを褒めて欲しいです。

 

⑶原川の最適ポジションはサイドなのか?

これはざっとした考えなのですが原川ってサイドよりもより中のところに配置した方がパスの出し所も角度的に多いですし、ミドルシュートも打つことができます。

サイドだと窮屈にしているように思えるので、一度、ボランチあたりの位置で使ってほしいなあとも思います。

 

⑷まとめ

負けてはしまいましたが、今までのアウエーの戦いの中では、勝てそうな勢いは感じました。

個人的にはセンターバックで対人能力とパスの出せる選手が欲しいのと、ぱんぞーさん早く戻ってきてそんな感じです。

試合ごとに改善はされているとは思います。ただ、うまくいっていないだけ。うまくいくはず。心が折れないうちに早く連勝をしたいですね。

 

参考文献

サッカー新しい攻撃の教科書